2014年夏、小学3年生の杏若が入会してくれました。
4歳の弟の幼児入会の付き添いで一緒にやっているうちに、いつの間にか、自分がはまってしまった。。
そう、昇段審査口頭試問で話してくれましたね。
弟を連れて道場に通い、弟の面倒を見るしっかりもののお姉ちゃん。
小5の時から海外生活になり道場を離れた年月もあったけど、
帰国のたび、必ずお土産話しを持って稽古に参加してくれました。
海外暮らしの日々でも、型を忘れない様にちゃんと稽古していたのがわかりましたよ。
海外に揉まれた暮らしの甲斐あって、さらに何でも自分で行動できるしっかり者、
年下、年上、ご父兄の方にも、誰とでもフレンドリーに話ができ、
親子ほど歳の離れた先生たちとも普通にしっかりした会話ができるから、
つい、高校生だと言う事を忘れてしまいます。
世界大会2022も高校生ながらひとりで沖縄に乗り込み、滞在していましたね。
いつだったか、一緒にご飯を食べながら、
大学の進路の話しをしてくれた時、世の中の事をしっかり見ていて、
やりたい事、そのためには、、今、何をすべきか、、話してくれましたね。
先生たちの方が尊敬の眼差しでした。
ブランクがあった分、同期の仲間たちより黒帯には遠回りになってしまったけど、
稽古日数を増やしながら努力を重ね、やっと掴み取りましたね。
無事に大学を決め、「また稽古に戻ります!」と連絡を受けた時は本当に嬉しかったです!。
国際的に羽ばたこうとしている君をいつも応援しています!
杏若が日本に戻って稽古を再開してくれた2019年、その年に北尾親子が入会してくれました。
愛娘、優羽が空手をやりたい!と、愛娘と一緒に過ごす楽しい時間になればと、付き添いがてら一緒に初めたものの、、
近所にあった空手道場というだけで、空手無知識のまま門を叩いてしまったパパ。
巷にある空手道場とはなんだか違う、、、沖縄伝統空手。。上地流空手がどんなものか、、、
入会した後に、、知ってしまった。。。
最初は幼稚園の愛娘達と楽しく稽古をスタートしたものの、、
当時の中学、高校生たちがサンチン鍛えでビシバシ痛そうに鍛えられているのを見て
ヤバめな空手を、、始めてしまった。。。と気づいちゃいましたね。。
もう、後には引けない。。覚悟を決めるしかない!!。
子供達にいつも穏やかで、小中学生であれ先輩上級者に低姿勢に学ぶ姿、
鬼先生の鬼指導にも、荒ぶることなく学ぶ姿、その謙虚さ、、
逆に私たちが学ばせていただきました。
コロナで閉ざされてしまった稽古場から新たな道場作りをスタートした時、
何度もお手伝いに足を運んでくださりありがとうございます。
おかげで立派な多摩道場ができましたね。
カラダも細身で武道家に見えない穏やかさ、、決して器用に覚えていくタイプではなかったけれど、
先生たちにいつも追い立てられ、たくさん修正されながらも、逃げることなく、毎週毎週、頑張ってきました。
無知だった上地流空手のことも口頭試問で答えれない事はないくらいしっかり勉強してくださり、
いつの間にか、サンチン鍛えにも耐えれるカラダ、型も力強くなってきました。
2023年の東京大会でも無事、入賞を果たしましたね。
キャシャな北尾さんも立派な上地流空手家になりました!
その努力を武器に多摩道場の柱になってください。